新作落語「クリスマスの夜に(サンタ泥)」

あらすじ
とあるクリスマスイブの夜。一人のコソ泥がサンタの格好をして、一軒の民家に忍び込むと、真っ暗な家の中には、留守番をしていた子ども達が。ゴマかしの為に子ども達と話をしてみると、両親は離婚し、母親が今夜も仕事に出ていると言う。その場はしのいだコソ泥だが、子ども達が気になって…


ひとこと
『お母さんはミニスカサンタです!』この一言だけから広がったハナシです。

それがどういう訳か、できあがりはプチ人情噺?になってました。ネタの作り方としては、どういうハナシにしようと決めずに、前後にハナシを広げていくとこうなる事があります。その割にはまとまっていると、本人では思ってます。

ネタ出しする時には、格好つけて?『クリスマスの夜に』としていますが、楽屋のネタ帳では『サンタ泥』としています。だって先輩方も見るネタ帳に『クリスマス~~』とか書いて、「どういうハナシなの?」とか聞かれると、恥ずかしいじゃん~!だから分かりやすく『サンタ泥』なんです、『穴泥』とかみたいに。

まあ本当は、ネタが「ツカない」様にする為なんです。僕にとって題名はこのくらいのところがあるので、あんまり僕にブログの為とかで題名を聞かないでね?ネタ出しするようなハナシ以外は、ちゃんと決めてない事が多いので。

個人的?には時間がとれるか分からない時に、なぜかサクっとできた話なので、何かもらい物のような気もしているハナシです。

何本も作っていると、誰かが助けてくれる時もあるんでしょうか?不思議~。

この「クリスマスの夜に(サンタ泥)」という噺は、“2012年に選んだ、いま最もおもしろい噺11席”として選ばれ、新作落語傑作読本(2) (落語ファン倶楽部新書6) 価格:¥ 1,000という書籍にも収録されています。気になった方は、ぜひ買って読んでみてください~